今回の記事では、家づくりの打ち合わせについて知っておいてほしいコトについてお話をさせていただきます。
もしあなたが、
・打ち合わせって何から話すの?
・打ち合わせって大変そう、、、
と思っているのであれば、、、
是非最後まで見ていただき、打ち合わせを楽しんでいただけるようになってほしいと思っています。
打ち合わせで決めるべき2つのコト
家を建てる時の、具体的な打ち合わせを簡単にまとめると、2つに分かれます。
主に「家の間取り」と「仕様」の2つを決めれば家を建てることができます。
しかし、この「間取り」を決めることが一番大変なことであり、一番大切なことになってきます。
それは、住む上での住環境を左右するからです。
住宅会社に初めて行った時、いきなり詳しい間取りの話になるということは稀で、まずはどんな家を建てたいとか、予算はいくらぐらいなどと、大まかな話になることが一般的です。
間取りの打ち合わせについて
そして、その後いよいよ家の間取りの打ち合わせに入っていきます。
間取りの打ち合わせは、あなたの希望をお聞きして、住宅会社が図面を作成し、これを基に打ち合わせを重ねて、間取りが最終決定する。これが基本的な流れになります。
例えば、営業マンがあなたの希望をお聞きして、設計士に伝えて間取りを創るとします。あなたの思い描く、家の細かなニュアンスまで設計士に伝わるでしょうか?
やはり、間取りを創る人が、あなたと面談して、間取りの希望だけでなく、家族構成や今までの暮らし方、趣味に至るまでお話しすることで、あなたの思い描く家を提案できると思います。
そして、同じ設計士でも提案をしてくれる設計士と、あなたが言ったことしかしてくれない設計士では、かなり違いが出てきてしまいます。全てイエスマンではまとまりのない、ちぐはぐな家になってしまいます。プロとしての提案が有るか無いかで大きく変わってしまいます。
間取りを決めるのは創り手の腕
間取りのクォリティは、間取りを創る人によって大きく左右してしまいます。
間取りの気になる点は、その問題を解決するための提案や、変更した場合のメリット・デメリットを説明してもらいましょう。検討と打合せを重ねて、納得出来たときに、間取りが完成します。
仕様について
次に「仕様」についてですが、
あなたが目指す、外観や内観のイメージを実現してくれる住宅会社を選ぶのが第一歩となります。デザインがおしゃれとか、木の家が得意とか、様々な会社があります。あなたの思い描く家に近い家を建ててくれそうな、住宅会社と話をしないと、打ち合わせに余分な労力がかかったり、コストアップになるかもしれません。
例えば、ローコスト住宅を主流にしている住宅会社に、木を生かした和風モダンな家を頼んでも、特別な追加工事となったり、不慣れな天然の木を使うことでトラブルを生じるかもしれません。あなたの想い描く家を建ててくれる住宅会社を決める大きなポイントです。
また、設計事務所の方とお話をすれば、コストパフォーマンスを考えながら、いろんな提案をしてくれるでしょう。しかし、設計や工事管理を別に頼むので費用がかかってきます。
打ち合わせするときのポイントは、あなたの想い描く家を言葉で伝えるのではなく、写真などビジュアルなものを提示して、あなたと設計士の価値観を統一することです。一緒に施工事例などを見て回り、あそこをこうしたいと打ち合わせをするのが良いでしょう。
同じものを見て打ち合わせをしないと、お互いの食い違いやズレが生じて、いつまでも理解し合えなかったり、トラブルの原因になります。
家は全体のバランスでまとまり、おしゃれに見えるものです。一部分だけにこだわるのではなく、プロのアドバイスをもらいながら、全体のバランスを考えて決めていきましょう。
ちなみにですが、家の間取りについてもう少しお話しさせていただくと、今ネットで調べれば、何百、何千という参考になる間取りを検索することができます。
間取りについて悩む人が多い理由
しかし、なぜここまで多くの方が間取りで悩むのでしょうか?
それは一人一人、想い描く暮らし方が違うのと、家を建てる敷地条件が違うからだと思います。敷地の広さ、形、接道状況、近隣条件、など様々です。
私の設計士の先輩が「間取りは土地に聞け」と言っていました。
敷地条件から、大まかな部屋の配置(ゾーニング)が決まります。それから、お客様の希望と動線(人の動き)を考えて間取りを創れという事です。
何度も打ち合わせをしているのに、いまひとつしっくりこないという時は、このゾーニングを見直してみると解決することがあります。
お客様と一緒に間取りを考えて、最終決定したときは、不思議とスッキリ、シンプルにまとまっています。
なので、打ち合わせを楽しみながら間取りを考えていきましょう。